平城宮(奈良県)

平城宮(へいじょうきゅう)は710年に遷都した奈良の都平城京の大内裏。平城京の北端に置かれ、天皇の住まいである内裏と、儀式を行う朝堂院、役人が執務を行う官衙(役所)から成り、約120haを占めていた。

平安京遷都後は放棄され、農地となっていた。明治時代に建築史家、関野貞が田んぼの中にある小高い芝地が大極殿(第二次)の基壇であることを発見、平城宮址(へいじょうきゅうし)は1922年に国の史跡に指定された(後に特別史跡)。のちに址(し・あと)が常用漢字外であるため平城宮跡(へいじょうきゅうせき)と書かれるようになる。

氷室神社(奈良県)

一の鳥居は、登大路に面している。
鳥居をくぐると境内はとても広く、両側に石燈籠が並び、手水舎がある。石段を登ると楼門と東西御廊がある。この三棟は棟札とともに奈良県文化財に指定されている。楼門は棟札によって江戸時代初期の寛永十九年(1642)に修理されたことが記されている。
 氷室神社の縁起について、「氷室神社縁起」に記されているが、『続日本紀』や『元要記』にも散見する。

奈良市内(奈良県)

奈良市(ならし)は、奈良県の北部に位置する都市で、同県の県庁所在地である。旧添上郡。国から中核市に指定されている。

市街地が広がる一帯は平坦な地形で、この均したような地形が、「奈良」の都市名の由来となったのではないかとする説が有力である。なお『日本書紀』によれば、官軍が草木を踏みならしたことから付近の山が那羅山と名付けられ、「なら」という地名が生まれたとされる。

現在の漢字表記は「奈良」だが、古文書等の中では、「那羅」「寧楽」「平城」(読み方はいずれも「なら」と思われる)とも表記されている。

奈良市観光協会
奈良市観光協会から奈良公園を臨む

奈良公園(奈良県)

Nara Park

奈良公園(ならこうえん)は、奈良県奈良市の若草山麓に広がる都市公園。国の名勝。

太政官布達により明治13年(1880年)2月14日開園。大部分が国有地で、奈良県が無償で借用し管理している。都市公園としての正式名称は「奈良県立都市公園 奈良公園」といい、総面積は502ha。

周辺の興福寺、東大寺、春日大社、奈良国立博物館、なども含めると総面積はおよそ660ha(東西約4km、南北約2km)に及ぶ。通常はこの周辺社寺を含めたエリアを奈良公園と呼ぶことが多い。

公園内には多くの国宝指定・世界遺産登録物件が点在し、年間を通じて日本国内のみならず外国からも多くの観光客が訪れ、日本を代表する観光地の一つとなっている。奈良の大仏や鹿は国際的にも有名で、奈良観光のメインとなっており、修学旅行生の姿も多く見られる。

東大寺修二会やなら燈花会、正倉院展、春日若宮おん祭など古都ならではの見ごたえのある行事も数多い。

塀・柵・門などがなく入園料も不要なのでどこからでも、いつでも(365日・24時間)散策することができる(鹿にはご注意を)。なお、旧「史蹟名勝天然紀念物保存法」に基づく名称は「名勝奈良公園」である。

Nara Park (Nara Koen) is a large, pleasant park in central Nara, established in 1880. It is the location of many of Nara’s main attractions including Todaiji, Kasuga Taisha, Kofukuji and the Nara National Museum, a museum specialzed in Buddhist art.

The park is home to hundreds of freely roaming deer. Considered messengers of the gods in Shinto, Nara’s deer have become a symbol of the city and have even been designated a National Treasure.