Weeklyテーマ 第4回「リーダーのための成長論」について

リーダーを中心として、部下がいてリーダーの上司(以下、単に「上司」という。)がいて、組織があるとする。

リーダーは、組織の中にあって、部下及び上司と力を併せて与えられた課題に取組み結果を出すことを求められる。すなわち、自分の仕事に関して初期の目標をきちんと達成し、結果が出せるということが組織にとって重要な人となる。

人間の身体は一つであり、多くの仕事をするには限界がある。そこで、人を通じ、部下を通じ、今までより大きな世のため人のために役に立つ仕事をすることこそがリーダーの意味があり役割である。

部下はリーダーとともに成長し、リーダーは部下とともに成長する。

では、よきリーダーに成長するためにはどうすればよいか。

それは次の二つ。

一つ目は、人徳が備わっていること。人徳とは、弱い立場の人を大切にすることと権力などの誘惑に負けないこと。欲望を捨てて人の役に立つこと。

二つ目は、部下の話を自ら聞きに行くこと。権力は誰かの役に立ったときにはじめてありがたがられる。

Weeklyテーマ 第1回「AI失業」について

「AI失業」から伝わってくるのは、負のイメージであり、言葉の使い方に問題があるのではないかと思う。

米国では、AIの活用を理由にした解雇が始まり、代替可能な削減が8月までに4000人などと報道されているが、これまでのハイテクの歴史を見ると、算盤が電卓に、電卓がコンピュータに、また、各種機械化、オートメーション、ロボット化、車の自動運転等々社会が目まぐるしく変化する中で、それらのことが原因で失業が発生したか。

そんなことはないのである。

ハイテクによる省力化、効率化により、増加する労働力の抑制や労働力の転力化等に多大の貢献をしてきた。AIとは、人間の知能をコンピュータに持たせ、人間が知能を使って行う分析や判断を機械にさせるなど、今後、AIによる省力化、効率化が一層進んでいく。AIの今後益々の高度化、発展を期待するが、戦争の武器としての使用だけは御免こうむりたい(とはいかない世の中になりつつあることは承知しているが)。

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