Weeklyテーマ 第1回「AI失業」について

「AI失業」から伝わってくるのは、負のイメージであり、言葉の使い方に問題があるのではないかと思う。

米国では、AIの活用を理由にした解雇が始まり、代替可能な削減が8月までに4000人などと報道されているが、これまでのハイテクの歴史を見ると、算盤が電卓に、電卓がコンピュータに、また、各種機械化、オートメーション、ロボット化、車の自動運転等々社会が目まぐるしく変化する中で、それらのことが原因で失業が発生したか。

そんなことはないのである。

ハイテクによる省力化、効率化により、増加する労働力の抑制や労働力の転力化等に多大の貢献をしてきた。AIとは、人間の知能をコンピュータに持たせ、人間が知能を使って行う分析や判断を機械にさせるなど、今後、AIによる省力化、効率化が一層進んでいく。AIの今後益々の高度化、発展を期待するが、戦争の武器としての使用だけは御免こうむりたい(とはいかない世の中になりつつあることは承知しているが)。

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「AI失業」米国で現実に 1〜8月4000人、テックや通信

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