カワラバト(鳥写真)
カワラバトは、ハト目・ハト科に属する鳥類の一種。本来、ヨーロッパ・中央アジア・北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥だったが、食用や伝令用として家禽化され、それが伝書鳩やレース鳩としてなどとしても利用された他、愛玩用の品種も多数作られた。日本には奈良時代には既に持ち込まれていたと言われ、神社仏閣などに住み着いたことから「だうばと(堂鳩)」「たうばと(塔鳩)」などと呼ばれていたのがドバト(土鳩)の語源ではないかと言われている。従って、カワラバトは本来の野生種を指し、ドバトは再野生化したものを指すが、学術的には同じ種である。
ドバトは、過去は日本では狩猟対象だったが、誤ってレース鳩を撃ってしまう危険性がある等の理由から本種はその対象から外された経緯がある(飼鳥を射殺すると動物愛護法に触れる)。なお、日本でドバトの次によく見かけるキジバトは現在でも狩猟対象である。
(2008/03 緑ケ丘公園・兵庫県)
(2008/02 兵庫県三田市)
鳥写真
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