いもぼう平野家本家(京都府)
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「百年を伝えし味には百年の味あり」文豪 吉川英治
元禄から享保の昔、私共の初代当主、平野権太夫が宮様の九州御幸にお供した際、持ち帰った唐芋 (とうのいも)が京の地味にかなって立派に育ち、形が海老に似ていることから海老芋(えびいも)と呼ばれる様になります。この芋を宮中への献上品、北海道産の棒鱈(ぼうだら)と炊き合わせたのが、「いもぼう」の始まりです。まさに南と北の出会いのもの、先人の知恵が生きる料理、それが京名物「いもぼう」なのです。
「いもぼう平野家」では、十四代続いた一子相伝の技とほんまもんの味を今もかたくなに守り、厚く面取りした海老芋と、一週間から十日かけて柔らかく戻した棒鱈を丸一昼夜かけて炊きあげます。手間ひまをかけることにより、おいしい味が全体にまわり、柔らかく艶よく仕上がるからです。(「いもぼう」は登録商標です。)(2009/04記)


2009.01 EOS-5D / EF17-40mm F4L


2009.01 EOS-5D / EF17-40mm F4L


2009.01 EOS-5D / EF17-40mm F4L


2009.01 EOS-5D / EF17-40mm F4L
左の器にあるのがいもぼうです。質素な味の品の良い食べ物です。


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