山陰本線(さんいんほんせん)

山陰本線(さんいんほんせん)は、京都府京都市下京区の京都駅から福知山駅、鳥取駅、米子駅、出雲市駅、長門市駅を経て山口県下関市の幡生駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である(ただし幡生側の列車は下関駅まで運転)。このほか、仙崎支線あるいは仙崎線と呼ばれる長門市〜仙崎間の支線を持つ。京都〜園部間が大阪近郊区間に含まれる。

営業キロこそ日本最長の路線ではあるが、起点から終点までを通して走る優等列車の設定が史上一度もない本線の一つとなっている。区間によって乗客の流動に大きな偏りがあり、東西方向の交流が必ずしも盛んでないことや、旧国鉄や西日本旅客鉄道が、山陽新幹線開業以降、山陰本線沿いの各都市から直接山陽新幹線に至る路線(陰陽連絡線)を強化してきた結果である。

山陰と瀬戸内側を結ぶ線には福知山線、伯備線等の電化された路線や智頭急行線のような高速新線があるが、山陰の横同士の連絡は最近まであまり考慮されず、電化もそれらの延長的存在でつぎはぎ状態で行われた。後年の高速化工事も同様で、高速化された区間とそうでない区間がつぎはぎ状態になっている。それでも民営化後は、それまでバスの独占状態であった鳥取〜倉吉〜米子〜松江〜出雲市のローカル輸送に力を入れるなど、以前に比べれば改善がみられる。

幹線扱いの長大路線でありながら近代化が遅れたことや、ローカル色あふれる風光明媚な車窓風景とあいまって、鉄道ファンであった作家・宮脇俊三は「偉大なるローカル線」と山陰線を評した。この卓抜な表現は山陰線の実情をよく表したものとして、大方の鉄道ファンから賛同を得ている。

長大路線だけに、沿線には温泉地が多く、古くから知られた温泉が数多く湧出している。(2008/11記)



(2008/09 下関駅(下関は山陽本線だが便宜的に記載)) みすゞ潮彩(みすずしおさい) EOS-5D / EF17-40mm F4L USM

みすゞ潮彩(みすずしおさい)

みすゞ潮彩(みすずしおさい)とは、西日本旅客鉄道が新下関駅〜仙崎駅間を山陽本線・山陰本線経由で運行する観光普通列車。


(2008/09 下関駅) 駅構内 EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 下関駅) 駅構内 EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 下関駅) 普通車両との連結風景 EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 下関駅) みすゞ潮彩指定席車内 EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 下関駅) みすゞ潮彩指定席車内 EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 滝部駅) EOS-5D / EF17-40mm F4L USM


(2008/09 滝部駅) EOS-5D / EF17-40mm F4L USM



(2008/07 鳥取駅周辺) 朝もやの中を走るスーパーはくと EOS-5D/EF70-200mm 2.8L

スーパーはくとは、智頭急行が京都駅〜鳥取駅・倉吉駅間を東海道本線・山陽本線・智頭急行智頭線・因美線・山陰本線経由で運行する特別急行列車の愛称である。「はくと」の列車愛称は、日本神話の「因幡の白兎」(いなばのしろうさぎ)に由来する。この「白兎」の音読みを採用した。(2008/11記)


(2008/07 鳥取駅周辺) 田園地帯を走るスーパーいなば EOS-5D/EF70-200mm 2.8L


(2008/07 鳥取駅周辺) 田園地帯を走るスーパーいなば EOS-5D/EF70-200mm 2.8L


(2008/07 鳥取駅周辺) 田園地帯を走るJR西日本キハ126系気動車 EOS-5D/EF70-200mm 2.8L


(2008/07 鳥取駅) EOS-5D/EF24mm 2.8L
鳥取駅にて佇んでいると、朝6時くらいでしょうか、突然たくさんの人が現れ、駅前を一斉に掃除し始めました。
そういうわけで、山陰全般に言えることですが、町全体がきれいに保たれているのが印象的でした。


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